念願の新築を建てたのに、次第に「奥さんが体調をくずしやすくなった」「以前よりもイライラして怒りっぽくなった」「元気がなくなった」という声は意外にも多いものです。

 

これは知らず知らずのうちに、奥さんが病気になる家を建てていたからかも知れません。

 

せっかく、家族が幸せになるように願って建てた新築なのに、大切な奥さんがウツっぽくなって、病気になってしまっては意味がありません。

 

そのような事態を避けるためにも、奥さんが病気になってしまう家の特徴を知り、その対策をあらかじめ抑えておくことが重要です。

 

 

奥さんが病気になる家の特徴と対策のポイント

 

 

収納スペースが少ない家

 

収納スペースが少ない家は、物が散乱しやすく、掃除がしにくくなります。

 

収納スペースが少ないために、リビングなどの家族団らんの部屋に、物や荷物が当たり前のように置かれるようになります。

 

こうなると、部屋がなかなか片付かないので、奥さんにとってストレスが溜まっていきます。

 

家の中が整理整頓され、スッキリとした状態は、心もスッキリとさせます。

 

収納スペースは多めにつくることを意識しつつ、増やすことが難しいなら収納家具を使ったり、こまめに無駄なものを捨てたりすることも大切です。

 

収納スペースを広めに取るための間取りの工夫は次のとおりです。

 

壁面収納を活用する

壁面収納は、床面を占有せずに収納スペースを増やせるため、有効な方法です。

 

例えば、キッチンや洗面所、リビングなどの壁面に収納棚を設置すると、食器や調理器具、掃除用具、家電など、さまざまなものを収納することができます。

 

 

デッドスペースを活用する

階段下や廊下、トイレの裏側などのデッドスペースを収納スペースとして活用するのもおすすめです。

 

例えば、階段下にクローゼットや収納棚を設置したり、廊下やトイレの裏側に収納スペースを設けたりすることで、有効にスペースを活用することができます。

 

 

パントリーを設置する

パントリーは、食材や調味料、日用品などを収納するのに便利なスペースです。

 

キッチンやリビング近くにパントリーを設けることで、食材や調理器具をすぐに取り出すことができ、家事の効率化にもつながります。

 

 

ウォークインクローゼットを設置する

ウォークインクローゼットは、洋服やバッグ、靴などを収納するのに便利なスペースです。

 

寝室やリビング近くにウォークインクローゼットを設置することで、身支度や衣類の管理がしやすくなります。

 

 

シューズクローゼットを設置する

シューズクローゼットは、靴やブーツなどを収納するのに便利なスペースです。

 

玄関近くにシューズクローゼットを設置することで、靴の出し入れがしやすくなります。

 

 

書斎に収納スペースを設ける

書斎に書類や本、家電などを収納するのに便利なスペースを設けましょう。

 

書斎に収納スペースを設けることで、書斎を整理整頓しやすくなります。

 

 

ご自身のライフスタイルや収納したいものを考慮して、上手に間取りを工夫し家事の効率化を試してください。

 

 

家事負担が大きくなる家

 

家事の負担が大きいと、奥さんはストレスを感じるでしょう。

 

家事のしにくい間取りは奥さんが病気になってしまいます。

 

そこで、家事をスムーズにする家事動線を意識した間取りがおすすめです。

 

家事動線とは、家事をする際に自然と通る経路のことです。

 

家事動線が良い間取りを採用することで、家事の負担軽減や時短につながるので、奥さんもストレスをためにくい環境をつくれます。

 

 

以下に、家事をスムーズにする間取りのアイデアを紹介します。

 

水回りをひとまとめにする

 

キッチン、洗面所、浴室をひとまとめにすることで、家事効率が上がります。

 

例えば、洗濯機から洗濯物を干すとき、キッチンで食器を洗うとき、お風呂から着替えを取りに行くときなど、移動距離が短縮されるように、水回りをひとまとめにしておくと家事の負担が軽減されます。

 

 

家事室を設ける

 

家事室を設けることで、家事をする際に必要なものを一か所にまとめることができます。

 

例えば、洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたり、掃除道具を収納したり、子どもの勉強スペースとして活用したりなど、さまざまな用途に利用できます。

 

家事室がないとリビングなどで作業することになるため、他の物とまぎれて必要なものをなくしてしまう可能性もあり、奥さんのストレスが大きくなります。

 

 

回遊動線を採用する

 

家の中を行き止まりなく、ぐるぐると回れる回遊動線を採用することで、家事効率が上がります。

 

例えば、玄関からキッチン、洗面所、浴室、子ども部屋、寝室と、家の中を回遊しながら家事を行うことができます。

 

また、回遊動線にしておけば、急遽対応しなければならない事でも、今いる場所からすぐに駆けつけて対応できますよね。

 

 

洗濯物干し場を近くに配置する

 

洗濯物干し場を洗濯機の近くに配置することで、洗濯物を運ぶ手間を省くことができます。

 

また、洗濯物を干す際に、洗濯機から必要なものをすぐに取り出すことができるので、家事効率が上がります。

 

洗濯物を干すために、1階と2階の往復移動をすることは避けたいものです。

 

ランドリールームを採用することが出来るのであれば、洗濯から干すまでをひとつの部屋で行うことができるので便利です。

 

ランドリールームには、洗濯機や乾燥機、アイロン台などをまとめて収納できるので、家事スペースを広く使うことができます。

 

 

自分の居場所がない家

 

自分だけのスペースがないと、奥さんはストレスを感じることがあります。

 

奥さんの趣味やライフスタイルをよく把握し、それに沿った自分だけのスペースを確保してあげることで、ストレスを軽減してもらいましょう。

 

 

例えば、

 

 

などがあります。

 

奥さんの希望をよく聞き取り、どのようなスペースが欲しいのかを具体的にイメージします。

 

奥さんが自分だけのスペースを快適に使えるように、間取りをよく検討して、良いスペースを作ってあげましょう。

 

 

 

家族との人間関係によるストレスが大きい家

 

家族との人間関係がうまくいかないと、奥さんはストレスを感じ、病気になってしまう可能性もあります。

 

家族とのコミュニケーションを改善することで、ストレスを軽減することができるでしょう。

 

また、ときには一人でゆっくりくつろげる空間をつくり、日ごろの忙しさを癒してもらうことも必要ですね。

 

そこで、新築時に家族との人間関係を円満にするために、間取りで工夫できるポイントは以下のとおりです。

 

 

家族が自然と集まる場所を作る

 

家族が自然と集まる場所を作ることで、コミュニケーションが取りやすくなり、家族の絆が深まります。

 

具体的には、リビングやダイニングを広くしたり、キッチンをオープンキッチンにしたりするなどが挙げられます。

 

キッチンをオープンキッチンにすることで、家族が料理をしている姿を見ながら会話を楽しむことができますし、奥さんが料理をする際にも、家族の声が聞こえて安心です。

 

また、リビングとダイニングを一体化することで、家族が自然と集まる場所を作ることができます。

 

家族みんなで食事をしたり、テレビを見たり、ゲームをしたりと、さまざまな用途に使えるのもメリットです。

 

 

プライバシーを保てる場所を作る

 

一方で、プライバシーを保てる場所も必要です。

 

たまには一人になりたいと思うことだってありますからね。

 

子ども部屋や夫婦の寝室は、他の部屋から見えないようにしたり、音が聞こえないようにしたりする工夫も必要です。

 

 

家族それぞれのライフスタイルに合わせる

 

家族のライフスタイルに合わせて、間取りを工夫することも大切です。

 

例えば、子どもが小さいうちは、子ども部屋を2部屋用意しておくと、兄弟ゲンカが起きにくくなります。

 

また、子どもの成長に合わせて、男の子用と女の子用に分けることもできるのもメリットです。

 

兄弟ゲンカは奥さんにとって、病気になるほどの大きなストレスを抱えてしまう事もあるので、あらかじめの対策は必要なのです。

 

 

家族との人間関係を円満にし、奥さんが病気になることを防ぐ。

 

このために、間取りは重要なポイントです。

 

家族構成やライフスタイルに合わせて、工夫してみましょう。

 

 

風通しの悪い家

 

空気が滞っている家は、カビやダニなどのアレルギーの原因となります。

 

風通しを良くするために、窓を開けたり、換気扇を使ったりすることが大切です。

 

間取りの工夫で風通しの良い家を作るためには、以下の点に注意するとよいでしょう。

 

風の通り道を作る

 

風通しの良い家を作るためには、風の通り道を作ることが重要です。

 

そのためには、リビングやダイニングなどの広い部屋の両側に窓や出窓を設け、風が通り抜けられるようにします。

 

また、壁や家具などで風通しを妨げないように注意しましょう。

 

そして、キッチンやトイレなどの水回りにも窓を設け、湿気がこもらないようにしましょう。

 

 

高窓や小窓を活用する

 

高窓や小窓は、風の流れをコントロールするのに役立ちます。

 

高窓は、上から下に向かって風が流れるようにすることで、室内の空気を循環させることができます。

 

小窓は、風通しを良くしたい場所にピンポイントで設置することで、効果的に風を取り込むことができます。

 

 

風の向きを考慮する

 

風通しを良くするためには、風の向きを考慮することも大切です。

 

風の流れは、窓の位置や建物の周囲の環境によって異なります。

 

そのため、窓の設置位置については、建物の形状や周囲の環境に合わせて検討する必要があります。

 

建物の形状は、風が通り抜けやすいように、シンプルな形状にすることが望ましいです。

 

新築する際には、風通しの良さも考慮して間取りや建物の形状を検討するとよいでしょう。

 

 

 

以上のような要素が、奥さんが嫌がる病気になりやすい新築の特徴となります。

 

ただし、奥さんが好むスタイルによって異なるため、具体的な要望については、奥さんに直接確認することが望ましいです。